というわけでそんな可哀想な駅舎のお話です。
まず一発目
「東福生駅」:橋上駅舎?
「ポプルス」という印刷所があることで、一部界隈ではおなじみの東福生駅です。
これは駅舎なのでしょうか。確かに東福生駅と書いてありますが、いくらなんでもこれは駅舎には見えません。
でもこれは駅舎です。跨線橋にしか見えませんが、これはれっきとした橋上駅舎らしいのです。券売機もちゃんとあるらしいです。
周囲では普通の町が形成されている中、このなんとも言えない駅舎は異様な雰囲気を醸し出していました。
独特な構造なのでファンとしては面白いのですが、エレベーターすらないので、利用者としてはちょっと勘弁ですね。
続いて二発目
「用土駅」:永久仮設駅舎?
いわゆる八高北線区間にある、辺鄙なローカル駅ですが…
コンテナ?いえ、駅舎です
この真相は次の松久駅の駅舎の話によって明かされます。
「松久駅」:○○○じゃないもん!
さっきの用土駅の隣の駅ですが…
これは…
さて、この駅舎の画像をみて、何だと思いますか?
きっと後ろの立派なログハウス風の建物が駅舎で、他は公衆トイレかなにかだと思はずです…
いえ、実は違うのです。
真の駅舎はこの公衆トイレのような駅舎(左側にあるやつです、右側は後日新設された駅トイレです。)なのです。
なぜこうなったのでしょう、不思議ですよね?
地元が予算を削って作った?それとも有名デザイナーにデザインを担当させたらこうなった?どうなのでしょうか。
いえ、なんとこれ、JRが老朽化した普通の木造駅舎を建て替えたらこうなったらしいのです。
驚くべき事実です。
Wikipedia - 松久駅
を見ると、後ろのログハウスが無かった時代に外から見た駅舎の画像がありますが。相当酷いデザインです。
地元の議会でも話題になったくらいだそうで、それを隠すために無理やりつくられたのが、後ろに見える駅舎の様に見えるログハウス風の建物です。しかもこれはJRが作ったものではなく、自治体がお金を出して作ったそうです。(さっきの画像の右にある本物のトイレも自治体が作ったそうです。)
実は、さっきの用土駅も建て替え計画が進んでいて、最悪このような駅舎になる可能性が出ていました。しかし、この駅舎に懲りた地元がJRに駅舎の再デザインを要求したことから、話がうやむやになりました。結果旧駅舎の取り壊しのみが行われ、新駅舎の代わりにあのみすぼらしい仮駅舎で営業しているそうです。可哀想に…
鉄道でその町に訪れる客にとっては最初に見るものである、駅舎。ある意味町のシンボルともいうべき物が酷いことになってしまうと、町全体のイメージダウンにもつながりかねません。鉄道会社はこういった部分をしっかり考慮して駅舎を作ってほしいものです。
以下オマケ
E233系3000番台L編成
前面行先が、今は亡き東海道御殿場線の山北行きでした…
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