はじめに


初めて来た方は管理カテゴリをお読みください。

2023/03/26

さようなら都営5300形

ついにその時が来た…

長い間にわたって孤軍奮闘し続けた5320Fが2/23以降全く本線に姿を現さなくなった。
交通局からも正式に運用離脱の発表がなされ、ついに一つの時代が終わった。

都営車のアクセス線運用開始を乗り越たものの、情勢的に次のダイヤ改正までだろうという雰囲気があった…しかし奇跡的にダイヤ改正での運用離脱は回避され…
とはいえ5500形のデジタル無線改造完了にめどがつくまでの命であることはこの頃からほぼ感づいていた…

そして、数か月の時が流れ5500形のデジタル無線化はほぼ完了というところまでさしかかり…今度こそは去就がささやかれるように…


東京都が保有の車両なのに横浜市のどまんなかで夜を過ごす不思議な電車。
これがこの電車にとって最後の横浜の夜になった。

横浜から都心を目指す…

自分にとっては見慣れた光景、いまだに見れなくなったことが信じられない…

運用離脱後、思わせぶりな表示で佇む…
しかし、もう動くことはなかった…

水浴びする後輩を横目に何を思うのだろうか…

いつ車体が消えるのかはまだわからない、しかし記憶の中ではずっと走り続けることだろう…

2022/11/29

不思議な出会い

とんでもない楽器をお迎えしたお話

時は2019年8月
暇つぶしにYouTubeを見ていた時、偶然見つけた瀬尾真紀子さんの動画を見て衝撃を受ける。
それはショパンが生きていた時代に作られたというピアノが修理を終え、それをその方が試弾する動画。それは朗らかでまるで人の声のような音、それが噂に聞いていた「プレイエル」の鮮烈すぎる音だった…
浜松市楽器博物館に展示されてるデュオピアノなど、ちょこちょこモノ自体は見たことはあるものの、音を聞いたのはその動画が初めて。でもあっさり一目ぼれして虜になってしまった。

 これがその動画

冗談半分で懇意にしている調律師さんに「最近扱い始めたベヒシュタインもいいけど、古いプレイエル欲しいなぁ」 とぼやいた。当時1900年代のプレイエルが売約済みであはったがその調律師さんの工房に入ってはいたものの、1800年代の古い楽器はめったに入るわけでもなく…
それがまさか思いもよらない出会いを呼ぶとは知らずに…

3か月後…2019年11月
Twitterでツイートをしていると、突如その調律師さんからメンションが飛んできくる…
「1800年代の古いプレイエル、フランスを出ましてそろそろ日本に入ります」耳を疑うような話だった…とりあえず実際に日本に来たら一目見ようと思い、「それは気になります。」とリプライを返す。現物確認を前提として、その時点で仮押さえしていただくこととした。

2020年2月
15年ぶりに浜松市楽器博物館に行き、展示されているふるーい楽器を見ながらまだ見ぬピアノへの思いをはせる…

2020年3月
感染症騒ぎがじわじわと大きくなっていくさなかに工房にお邪魔した時、「こんな感じ」と写真を見せていただいた。
海外ではよくある感じの内装の家の中に鎮座する、黒いピアノ。現代のピアノとは少し異なる特徴的な蓋が見え、加えて上前板が解放されて中のアクション(からくり)の構造から、完全な近代楽器ではなく少し古い楽器の設計であることも感じられた。ロゴから見るに1900年代?でもデザインはそれよりは古い…燭台立てはあるが燭台はない、9割がたは木目仕上げになっているプレイエルなのに黒い…あまり見ないタイプなので価値がよくわからない…
「とりあえず工房にピアノが着いたら見てみたいです。」調律師に伝え、ピアノが工房に着く日を待つこととした。 

2020年4月
緊急事態宣言下、ついにピアノが工房に入ったとの報が調律師さんより入る。
解除されたら絶対見に行きます!と伝えしばし我慢する。

2020年6月
緊急事態宣言があけ、初のご対面…
まず鍵盤を弾いて音が出ることにびっくり、しかも「あっ、これだ」って感じの音がばっちり聞こえる。基本的にこの手の楽器のほとんどは日本に入ってくる時点では要修理状態の楽器なので、その時点でこいつはあかん楽器に出会ってしまったという文字が頭をよぎり、次の瞬間脳内で「なってしまった!」が流れ始めてさぁ大変。
興奮しすぎて写真を取り損ね写真はほぼなく…あるのは背面のやたらたくさんある支柱の写真だけ…という。製造番号の写真すら取り損ねたが、8万番台だったなというところまでは記憶していた。公開されている台帳を見る限り…19世紀後半の楽器らしい。さすがにショパンはなくなった後の物だけど、並行弦・半鉄骨・オーバーダンパーという昔ながらの設計が残る楽器。また黒いけど経年のせいか決して真っ黒というわけではなく、少し木目が見えるのもこの時いいなぁと感じた。透かし彫りのペダルもいい感じ。譜面台は下半分が破損しており、再製作するとのこと。これは運命!と思い修理後に購入したいとと考えておりますので、仮押さえを継続しておいてくださいと伝える。

すごい数の支柱…

2020年11月
修理の状況が気になりまた工房に見に行く。
ハンマーが取り外され、再調整中の様子。丁度アサルトリリィBOUQUETにドはまりしていた時期なので…楓さんと同じ出身国だな~とか思いながら見てました。

ただいま修理中~
この時初めて1本だけ弦がなくなっているのに気が付きました。とはいえ巻き線の3本弦の場所が2本弦になっているだけなのでたいしたことではない。(巻き線は今のピアノでも1本ずつ張りなおせる)

地味に一か所弦がなくなっている

2021年
一年間ほど修理が続く、Twitterに時々写真が上がるものの、なかなか進まずじれったい日々を過ごす。10月に一度だけ工房に出向くが、アクションが修理中でなくなっていてただの外装と弦とフレームだけの状態ので写真はなし。

2022年2月
諸事情でとあるお宅にお邪魔し、またまたとんでもない楽器を触らせていただき…世界情勢も若干不安定になり始めたので、はやくプレイエルを修理してください~と調律師さんに懇願…

2022年6月
修理がほぼ完了、弦もとりあえず張られ、残作業は調律のみに…

譜面台も再製作され完全体に…

鍵盤もばっちり張られました

2022年8月
まさかの「暇を持て余した神々の遊び」のような動画に登場!

ストリートピアノ勢が目立ちすぎているせいで知らなかったけどけっこう有名らしい…

この頃は調律が安定するよう(?)、お友達の筒井さんや布施さんが月イチくらいで弾きにきてくれていました。配置場所の都合から新進気鋭の遠州ピアノとの並ぶ珍しい光景も…

この側面大好きですっ!

ENSCHUとPLEYEL

2022年10月
晴れて完全に作業が終了、修理の確認をし、正式に売約決定!

早速あやしい格好で弾く所有者

なんと沼津から桜内梨子さんも遊びに来ていました()

うちに入ると気軽に弾けなくなるからと筒井さんやら布施さんがやたらめったら弾きに来てましたw
ちなみにこの頃になるとおおむね型番のあたりがついていましたが、改めて筒井さんと私双方で確認した結果、台帳記録と外見の特徴からNo.4の古いタイプのようでした。
 
筒井さん、やっぱりこの人は神

2022年11月
ついに搬入されました。

念願かない我が家に…夢みたいなですね。
ちょっと声を張ると共鳴しちゃうのがかわいいです。
…面白いことに、この楽器の出荷直前になって調律師さんの工房でさらに古い1850年代のプレイエルが開梱されましたwまぁ、案の定要修理で音は鳴らなそう…今後が楽しみですね。



2022/06/25

目黒線物語

懲りずに目黒線ネタ

神奈川東部方面線とか信じられなかった時代もありましたね

2005年
まだ目蒲線を分断した事実が色濃く残っていた時代でした。

種別表示なんてなかったのです…

3000系は種別の代わりに行先路線を出していました

英字も出します

「みなとみらい号」懐かしい響きです

2006年

武蔵小山近辺が地下化され、いろいろ変わり始めた頃
なんで地上駅の頃も撮ってなかったんだろうね(まだ記憶にはあるけど)

地下化された武蔵小山に止まる東急3000系
特徴的な路線表示とともに

待避線は使用開始前

地下化された武蔵小山に止まる営団9000系
急行運転が始まるのはもうしばらく後の事…
洗足駅は一時的に目黒寄りのホームドアが撤去されていました

少し前は当たり前だった奥沢の光景

懐かしい武蔵小杉の光景
なんと引上げ線が1線のみ!

2008年

一気に最近っぽくなってきた
急行運転開始&日吉延伸後


まだ10両対応前の多摩川駅の構図

ここも今は立ち入り禁止なんですよね…

改良工事で消滅した奥沢エキセン

南北線9101Fも今や修繕ですっかり姿が変わってしまいました。

まさかフルカラーLEDになるとは思ってもみなかった頃。

見慣れた光景だったなぁ

ここからさらに15年近く時が流れ…電車は長くなりはじめ…
そして相鉄の電車もやってくる…


 

2022/06/24

北総線を走った3600形

 感染症騒ぎが始まるほんの僅か前…
寝起きで青い鳥を見ていると北総線を京成3600形が走ると聞き、飛び起きて撮影に向かったあの日。
もう間に合わない!と思ったが東松戸で降りて折り返すことでなんとか撮りたい場所で撮れることがわかり無事に写真に収めることができました。

本当に来るのか半信半疑…


まさかの一発勝負…
おおっ!本当に来た!

感無量
夢でもみているかのような光景でした…

この駅に止まる3600形を見れたのはこの時限りでした

その後、感染症騒ぎが大きくなり撮影どころではなくなり
気が付くと3600形の8両編成は消滅していましたとさ…

その後、リバイバルカラーとなった3600形がスカイライナーの空きスジを使ったツアー列車として幾度か爆走していましたが…やっぱり営業列車じゃないとね…

北総では飽き足らず、なんと成田空港線(SA線)に突入するという…w

都営三田線の世代交代

 ひさびさのブログです

感染症騒ぎの間に都営浅草線の世代交代はほぼ完了し、今度は都営三田線の番に…
なんと先々代を思い起こさせるカックカクなデザインの電車が仲間入り!

新型車両6500形 6504F

 2年かけてちびちび搬入されていた新型車両6500形が8両化工事の完成とともに次々と営業に入り、6300形の1次車と2次車は風前の灯に…
まだ廃車搬出はそこまで進んでいないですが、今後どんどん進んでいきそうな予感…

6303F 1次車

6312F 2次車

当面の間は残るとされている3次車も、交通局が8連化改造の手間を嫌っているフシを見せているので相鉄直通対応工事をしないと思われ、先がそんなに長くはないことを感じます。
3次車に2形態あることは意外と知られていないようです…(誘導無線アンテナ(の撤去跡)の有無とかATS撤去跡の有無だけなんですけどね…)

6327F 3次車前期型
6333F 3次車後期型

通学でお世話になった電車なので、この電車も最後まで見送りたいですね。

図らずしも1次車と2次車にとって
最後の華となってしまった
2018年の都営フェスタ